
黄体機能不全とは?基礎体温の変化から治療までわかりやすく解説
公開日:2024.12.25更新日:2026.01.28
月経不順や不正出血、基礎体温の高温期が短い、妊娠しづらい、流産しやすいなどの症状に悩まされていませんか?これらの症状は、黄体機能不全のサインの可能性があります。黄体機能不全とは、妊娠に不可欠な黄体ホルモンの分泌が不足する疾患です。多くの女性が潜在的に該当する可能性があります。
黄体機能不全の症状や原因、具体的な改善策までを網羅的に解説します。記事を読めば黄体機能を回復させるポイントもわかるため、体調を改善するきっかけになる可能性があります。
神奈川県相模原市、淵野辺駅から徒歩2分のソフィアレディスクリニックは、妊娠の悩みに強みを持つ婦人科クリニックです。生理不順やPMSなどの女性特有のお悩みはもちろん、男性不妊の検査・治療にも対応し、ご夫婦のお悩みを専門医が丁寧にサポートします。
また、当院は橋本駅の長谷川レディースクリニックと密に連携し、婦人科・不妊治療を提供しています。2つの施設間で検査結果や治療方針を共有することで、よりスムーズな治療体制を整えています。体外受精をご検討の方にも、きめ細かな診療と迅速な対応をご提供していますので、お悩みの方は当院へご相談ください。

黄体機能不全の症状
黄体機能不全は、月経周期や妊娠に影響を与える女性特有の疾患です。自覚症状がない場合も多いですが、実は多くの女性が潜在的に抱えている可能性も否定できません。ご自身の体の状態を正しく理解するためにも、以下の代表的な症状3つを把握しておきましょう。
- 月経不順や不正出血
- 基礎体温の高温期が短い
- 妊娠しにくい、または流産しやすい
月経不順や不正出血
健康な状態では、月経周期は25~38日程度で安定しており、出血期間も3~7日程度です。黄体機能不全になると、リズムが崩れ、月経不順や不正出血といった症状が現れることがあります。黄体機能不全では、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が不足するため、子宮内膜が不安定になり、月経周期が乱れます。
24日未満の短い周期で生理が来てしまう「頻発月経」、逆に38日以上と長くなってしまう「稀発月経」など、さまざまなケースがあります。生理の出血量が少なく、おりものシートで済んでしまう「過少月経」、逆に7日以上も出血が続く「過長月経」の症状を訴える患者さんもいます。
生理期間以外に出血が起こる「不正出血」も、黄体機能不全の特徴的な症状です。少量の出血が続く、あるいはだらだらとした出血が続くなど、出血のパターンもさまざまです。
基礎体温の高温期が短い
基礎体温は、女性の健康状態を把握するための重要な指標です。基礎体温を毎日記録することで、排卵の有無や黄体機能の状態を知ることができます。通常、女性の基礎体温は低温期と高温期の二相に分かれており、排卵が起こると黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きで体温が上昇し、高温期が12~16日間続きます。
黄体機能不全の場合、高温期が10日間未満と短くなるのが特徴です。普段は高温期が14日間続いている人が、ある月は10日間未満しか高温期が続かない場合、黄体機能不全の可能性を疑う必要があります。高温期に移行するのに時間がかかる場合や、高温期と低温期の体温差が小さい場合も、黄体機能不全の可能性があります。
基礎体温表は、婦人科での診察においても重要な情報源となります。基礎体温をつけている方は、医師に基礎体温表を持参することで、より正確な診断に役立てることができます。
妊娠しにくい、または流産しやすい
黄体機能不全は、妊娠にも大きな影響を及ぼします。妊娠のしにくさだけでなく、流産のリスクも高まります。「タイミングを合わせているのに妊娠しない」、「妊娠検査薬で陽性反応が出た後、生理が来てしまう」、「繰り返し流産を経験する」といった場合、黄体機能不全の可能性を検討する必要があります。
原因不明の不妊や反復性流産を経験している場合は、一度検査を受けてみることをおすすめします。
黄体機能不全の原因
黄体機能不全は、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。黄体機能不全の検査は以下の3つです。
- ホルモン異常(プロラクチン分泌過多など)
- 生活習慣の乱れ(ストレスや過度なダイエットなど)
- 疾患・身体的要因
ホルモン異常(プロラクチン分泌過多など)
プロラクチンは母乳を作るために必要なホルモンですが、過剰に分泌されると、排卵に必要なホルモンの働きを阻害してしまいます。プロラクチン分泌過多が原因で黄体機能不全を起こす可能性があります。プロラクチン分泌過多以外にも、甲状腺ホルモンの異常も黄体機能不全の原因となります。
甲状腺ホルモンは、体の代謝をコントロールする重要なホルモンです。甲状腺ホルモンの分泌が過剰あるいは不足すると、ホルモンバランス全体が乱れ、黄体機能にも影響を及ぼします。
排卵日を正確に把握し、性交渉のタイミングを合わせることで、妊娠の確率を高められます。妊活のベストタイミングが知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
>>妊活のベストタイミングはいつ?成功率を上げるコツを医師が解説
生活習慣の乱れ(ストレスや過度なダイエットなど)
生活習慣の乱れはストレスを増やしやすく、体内でコルチゾール(緊急事態に備えて体を守るホルモン)を分泌します。コルチゾールが過剰に分泌されると、他のホルモンのバランスを崩し、黄体機能不全を招く可能性があります。
過度なダイエットや偏った食事も、黄体機能不全の原因となります。人間の体は、ホルモンを作るにもさまざまな栄養素を必要とします。栄養が不足すると、必要なホルモンが十分に作られず、黄体機能不全につながります。睡眠不足もホルモンバランスを崩す大きな要因です。
睡眠中は、ヒト成長ホルモン(hGH)をはじめ、さまざまなホルモンが分泌され、体の機能を調整しています。睡眠不足は、ホルモン分泌のリズムを乱し、黄体機能不全のリスクを高めます。黄体機能不全は、不妊や流産の原因となる可能性があるため、生活習慣を見直し、改善に努めることが重要です。
疾患・身体的要因
黄体機能不全は、さまざまな疾患や身体的な要因によって引き起こされることがあります。代表的なものとして、甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進症があります。甲状腺ホルモンのバランスが崩れると、卵巣機能に影響を与え、黄体の働きが低下してしまいます。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)も黄体機能不全の原因の一つで、排卵障害とともに黄体ホルモンの分泌不足を引き起こします。子宮内膜症や卵巣嚢腫などの婦人科疾患も、卵巣の正常な機能を妨げる可能性があります。年齢とともに卵巣機能が自然に低下することで、黄体機能不全が起こりやすくなります。
根本的な病気の治療と並行して黄体機能不全の改善を図ることが重要です。定期的な検診により早期発見・早期対応することで、より良い結果が期待できます。
不妊症について網羅的に知りたい方はぜひ以下の記事もあわせてご覧ください。
>>不妊症とは?原因・症状・検査・治療法まで妊娠のために知っておきたい基礎知識を解説
黄体機能不全の検査
黄体機能不全の検査を、以下の3つを解説します。
- 基礎体温測定
- 血液検査(プロゲステロン値測定)
- 子宮内膜組織検査
基礎体温測定
基礎体温の測定は、黄体機能不全の診断において最も基本的で重要な検査方法です。正常な月経周期では、排卵後に基礎体温が0.3〜0.5度上昇し、高温期が12〜14日間続きます。黄体機能不全の場合は高温期が10日未満と短かったり、温度の上昇が緩やかで不安定になったりします。
毎朝同じ時間に、起床前に体温計で測定することで、自分の体のリズムがわかります。最低でも3か月間は継続して測定し、グラフにつけることで医師も正確な診断を行えるようになります。基礎体温表は、治療の効果を確認する際にも重要な指標となるため、継続的な記録が大切です。
血液検査(プロゲステロン値測定)
血液検査では、主にプロゲステロンというホルモンの値を測定します。プロゲステロンは黄体から分泌されるホルモンで、子宮内膜を厚くして妊娠しやすい環境を整える重要な働きがあります。通常、排卵後7日目頃(高温期中期)に採血を行い、プロゲステロン値が10ng/ml以上あれば正常とされています。
黄体機能不全の場合はこの値が低くなります。検査は月経周期に合わせて適切なタイミングで行う必要があるため、医師と相談しながら進めることが大切です。必要に応じてLH(黄体化ホルモン)やFSH(卵胞刺激ホルモン)なども同時に測定し、総合的にホルモンバランスを評価します。
子宮内膜組織検査
子宮内膜組織検査は、より詳しい診断が必要な場合に行われる検査です。子宮内膜の一部を採取して、顕微鏡で組織の状態を調べます。プロゲステロンの影響を受けて、子宮内膜がどの程度変化しているかを確認することで、黄体機能の状態を正確に評価できます。
検査は月経周期の後半、高温期の中頃に行われることが多く、軽い痛みを感じる場合もありますが、短時間で終了します。子宮内膜の厚さや分泌腺の発達具合などが詳しくわかるため、不妊治療を検討している方には、有用な情報を得ることができます。
すべての患者さんに必要な検査ではなく、医師が総合的に判断して実施を決定します。
黄体機能不全の治療法
黄体機能不全は多くの場合、適切な治療によって症状の改善が期待できる場合があります。黄体機能不全の治療法を、以下の2つを解説します。
- ホルモン補充療法
- 排卵誘発剤
ホルモン補充療法
ホルモン補充療法とは、薬を用いて不足している黄体ホルモン(プロゲステロン)を補う治療法です。黄体ホルモン(プロゲステロン)は、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を厚くふかふかにする役割を担っています。黄体ホルモン(プロゲステロン)が不足すると、子宮内膜が薄いままで受精卵が着床しにくくなってしまいます。
ホルモン補充療法によって黄体ホルモン(プロゲステロン)を補うことで、子宮内膜を厚くふかふかにして、妊娠しやすい状態に整えたり、流産のリスクを減らしたりすることが期待できます。ホルモン補充療法で用いる薬には、以下があります。
- 飲み薬
- 注射薬
- 腟錠
飲み薬は手軽に服用できますが、副作用として吐き気や眠気などが現れる方もいます。注射は効果が高い一方、通院が必要で痛みを伴うというデメリットもあります。腟錠は子宮に直接作用するため効果が高いですが、使用感に抵抗がある方も少なくありません。
それぞれの薬の特徴を理解したうえで、医師と相談しながら自分に合った薬を選択することが重要です。
排卵誘発剤
排卵誘発剤は、排卵を促す薬です。黄体機能不全の中には、そもそも排卵がうまく起こっていないケースがあります。排卵がうまく起こっていないケースでは、排卵誘発剤を用いて排卵を促すことで、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌を促し、子宮内膜の状態を改善していきます。
排卵誘発剤にも、飲み薬や注射などさまざまな種類があります。飲み薬としてよく用いられるクロミフェンは、脳の視床下部に働きかけて、排卵を促すホルモンの分泌を促します。注射薬のヒト閉経期ゴナドトロピン(hMG)製剤や卵細胞刺激ホルモン(FSH)製剤は、卵巣に直接働きかけて卵胞を成熟させ、排卵を促します。
排卵誘発剤を使用する際は、超音波検査などで卵胞の成長を慎重に確認しながら、適切なタイミングで排卵を促すことが重要です。正しく使用すれば妊娠の可能性を高める効果が期待できますが、副作用として卵巣が腫れたり、多胎妊娠(双子、三つ子など)のリスクが高まったりする可能性もゼロではありません。
黄体機能不全の治療は、患者さん一人ひとりの状態に合わせて最適な方法を選択することが重要です。
黄体機能の改善に役立つ生活習慣のポイント
黄体機能不全は、ホルモンバランスの乱れが大きく関わっている疾患です。以下の生活習慣を見直すことでホルモンバランスの改善、黄体機能の回復につながる場合があります。
- ストレス軽減
- 十分な睡眠
- バランスの良い食事
- 適度な運動
- 禁煙とアルコール摂取の制限
ストレス軽減
ストレスは、自律神経の乱れを引き起こし、排卵や黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌に悪影響を及ぼす可能性があります。ストレスをため込まないよう、自分に合った方法で発散することが大切です。具体的なストレス軽減方法としては以下が挙げられます。
- 好きな音楽を聴く
- 好きな香りのアロマを焚く
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
- 趣味の時間を楽しむ
- 自然の中でリラックスする
自分が心地良いと感じる方法を見つけて、実践してみましょう。
十分な睡眠
睡眠不足もホルモンバランスを乱し、黄体機能不全の大きな要因となります。睡眠中は、ヒト成長ホルモン(hGH)や女性ホルモンの分泌が活発になるため、質の良い睡眠を十分に確保することが重要です。質の高い睡眠を得る方法として、以下の工夫が挙げられます。
- 毎日同じ時間に寝起きする
- 寝る前にカフェインを摂らない
- 寝る前はスマホやパソコンの画面を見ない
- 寝室を暗く静かに保つ
毎日7~8時間程度の睡眠時間を目指しましょう。
バランスの良い食事
栄養バランスの良い食事は、ホルモンバランスを整え、黄体機能を正常に保つために重要です。ビタミンEは、ホルモンの生成やバランスを調整する働きがあるため、積極的に摂取するようにしましょう。ビタミンEを多く含む食品には、アーモンド、ひまわりの種、アボカド、うなぎ、たらこなどがあります。
脂質の代謝も子宮内膜の受容性に影響を与えるため、バランスの良い脂質摂取を心がけましょう。過剰な飽和脂肪酸の摂取は避け、魚に含まれる良質な不飽和脂肪酸(DHA、EPAなど)を積極的に摂りましょう。
妊娠したいと考えている方は、普段からの食事や飲酒についても気をつける必要があります。以下では、妊活中に注意すべき食べ物やアルコール摂取に関して記載しているのでチェックしてみてください。
>>妊活中に選びたい食べ物と避けたい食品|妊娠を目指す体づくりに役立つレシピも紹介
>>妊活を始めたらお酒はやめるべき?アルコールが妊娠に与える影響と対策を医師が解説
適度な運動
適度な運動も、ホルモンバランスの改善に効果が期待できます。ウォーキングやヨガなど、軽い運動を習慣的に行うことで、血行が促進され、ホルモン分泌がスムーズになります。激しい運動はかえってホルモンバランスを崩す可能性があるので、無理のない範囲で行いましょう。
禁煙とアルコール摂取の制限
タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させ、血流を悪くするため、ホルモンバランスを乱す原因となります。卵巣への血流も悪くなり、卵巣機能の低下にもつながるため、妊娠を希望する方はもちろん、そうでない方も禁煙をおすすめします。
アルコールも、過剰に摂取するとホルモンバランスを崩し、黄体機能に悪影響を及ぼす可能性があります。少量であれば問題ありませんが、毎日大量に飲む習慣がある方は、摂取量を控えるようにしましょう。生活習慣の改善は、ただ単に黄体機能不全の改善に役立つだけでなく、全身の健康増進にもつながります。
健康維持は、妊娠しやすい体づくりにもつながります。
黄体機能不全でよくある質問
黄体機能不全でよくある質問を、以下の5つ紹介します。
- 黄体機能不全は自然に治る?
- 妊娠中に黄体機能不全と診断されたら?
- 治療期間はどのくらい?
- 市販薬やサプリメントで改善できる?
- 黄体機能不全かどうかは自分で確認できる?
黄体機能不全は自然に治る?
黄体機能不全は、原因によって自然に改善する可能性があります。ストレスや過度なダイエット、不規則な生活習慣が原因の場合は、生活環境を整えることで改善が期待できます。十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動、ストレス管理などを心がけることで、ホルモンバランスが正常に戻ることがあります。
若い女性では、生活習慣の改善だけで症状が良くなるケースも少なくありません。器質的な原因(甲状腺機能異常、多嚢胞性卵巣症候群など)がある場合や、年齢とともに卵巣機能が低下している場合は、医学的な治療が必要になることが多いです。
まずは3〜6か月程度、生活習慣の改善に取り組み、それでも症状が続く場合は専門医に相談することをおすすめします。
妊娠中に黄体機能不全と診断されたら?
妊娠初期に黄体機能不全があると、流産のリスクが高くなる可能性があります。適切な治療により妊娠を継続できることが多いです。妊娠初期は胎盤がまだ十分に発達していないため、黄体から分泌されるプロゲステロンが妊娠維持に重要な役割を果たします。
治療法としては、プロゲステロン膣錠や注射などがあり、医師が妊娠週数や症状に応じて最適な方法を選択します。多くの場合、妊娠10〜12週頃まで治療を継続し、胎盤からのホルモン分泌が安定したら徐々に薬を減らしていきます。定期的な検診と適切な治療により、健康な赤ちゃんを出産できる可能性は十分にあります。
治療期間はどのくらい?
黄体機能不全の治療期間は、原因や症状の程度、治療法によって大きく異なります。生活習慣の改善が中心の場合は、効果を実感するまでに3〜6か月程度かかることが一般的です。ホルモン補充療法を行う場合は、通常1〜3周期で効果が現れることが多く、症状が安定すれば治療を継続しながら妊娠を目指します。
妊娠が目的の場合、治療開始から6か月〜1年程度で結果が出ることが多いですが、個人差があります。排卵誘発剤を使用する場合は、数周期にわたって治療を行い、卵巣の反応を見ながら薬の種類や量を調整していきます。重要なのは、治療効果を正しく評価するために、基礎体温の記録や定期的な検査を続けることです。
市販薬やサプリメントで改善できる?
黄体機能不全の根本的な治療に、市販薬やサプリメントだけで対応するのは困難です。黄体機能不全はホルモンの分泌異常が原因であり、医師による適切な診断と治療が必要な疾患です。栄養バランスを整えるサプリメントは、治療のサポートとして有用な場合があります。
ビタミンEやビタミンB6、亜鉛などは、ホルモンの働きをサポートする栄養素として知られています。葉酸は妊娠を希望する女性には推奨される栄養素です。これらはあくまで補助的なものであり、医師の治療に代わるものではありません。
市販の女性ホルモン様作用があるとされる製品もありますが、効果や安全性については十分な科学的根拠がないことが多いです。まずは専門医を受診し、正確な診断を受けてから、必要に応じて栄養サポートを検討することをおすすめします。
葉酸について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
>>【医師監修】妊活に葉酸が必要なのはなぜ?効果やおすすめの食べ物を解説
黄体機能不全かどうかは自分で確認できる?
黄体機能不全の可能性は、以下のセルフチェック項目で確認できます。
- 月経不順がある
- 基礎体温の高温期が短い
- 排卵後の体温上昇が不十分
- 不正出血がある
月経周期が不規則で月経不順がある場合や、基礎体温を測定して排卵後の高温期が10日未満と短い、または体温の上昇が不十分な場合は注意が必要です。月経と月経の間に起こる不正出血や、経血量が以前より少なくなった場合も黄体機能不全の可能性があります。
排卵後から次の月経までの期間に、通常感じる乳房の張りや体の熱感などの月経前症状がない場合も疑われます。これらの症状があっても必ずしも黄体機能不全とは限らず、他の疾患の可能性もあります。気になる症状がある場合は、自己判断せずに婦人科を受診し、専門医による正確な診断を受けることが大切です。
まとめ
月経不順や不正出血、基礎体温の高温期が短い、妊娠しにくい、流産しやすいといった症状に心当たりのある方は、黄体機能不全の可能性があります。原因はホルモン異常、生活習慣の乱れ、疾患などさまざまです。治療法としてはホルモン補充療法や排卵誘発剤などがあり、医師と相談のうえ、自分に合った方法を選びましょう。
日常生活では、ストレス軽減、十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動、禁煙とアルコール摂取の制限を心がけることで、症状改善が期待できます。日常生活の改善は、妊娠しやすい体づくりにもつながります。まずはできることから始めてみましょう。
神奈川県相模原市淵野辺駅から徒歩2分にあるソフィアレディスクリニックは、妊娠の悩みに強みを持つクリニックです。専門医が相談に乗りますのでお気軽に相談にいらしてください。

参考文献
Yang T, Zhao J, Liu F, Li Y. “Lipid metabolism and endometrial receptivity.” Human reproduction update 28, no. 6 (2022): 858-889.