
双子を授かる人の特徴とは?スピリチュアルなの?遺伝や家系の関係を徹底解説
公開日:2024.12.25更新日:2025.01.15
双子を授かることは奇跡であり、神秘的な経験です。 街で双子を見かけると、つい目を奪われてしまう人も多いです。 実は、双子を授かりやすい人には、いくつかの共通した特徴があります。医学的見地と最新の研究結果にもとづいて、双子を授かる人の4つの特徴を紐解きます。 あなたも、もしかしたら双子を授かる可能性を秘めている可能性があります。
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双子を授かる人の特徴4選
双子を授かる人の特徴は以下のとおりです
- 高齢出産である
- 体型が大きい
- 母親の家系に双子がいる
- 不妊治療を受けている
双子を授かりやすい人の4つの特徴を医学的な見地と最新の研究結果にもとづいて解説します。
高齢出産である
高齢出産、つまり35歳以上で出産する場合、双子を授かる確率が高くなる傾向があります。特に30代後半〜40代にかけて、双子を授かる確率は顕著に上昇します。
加齢に伴い卵巣機能が変化し、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量が増加することが一因です。FSHは卵巣を刺激して卵胞の成長と成熟を増やすホルモンですが、分泌量が増えると複数の卵胞が同時に成熟し、排卵される可能性が高まります。結果として、二卵性双生児が生まれる確率が上昇します。
高齢出産はさまざまなリスクを伴いますが、双子を授かる可能性が高まるという側面もあります。厚生労働省の調査によると45歳以上のお母さんの場合、双子を妊娠する確率は約6%にもなると報告されています。
身長が高く体格が大きい
過去の研究から、身長が高く、体重が重い女性は双子を授かりやすい傾向があることが示唆されています。体格が大きい女性は、成長ホルモンやインスリン様成長因子(IGF)の分泌量が多い傾向があり、ホルモンが卵巣機能に影響を与え、複数の卵胞の成熟を促進する可能性が考えられています。
ただし、体型と双子妊娠の関連性はまだ完全には解明されておらず、体型が小さくても双子を妊娠する方はもちろんいます。あくまでも統計的な傾向として捉え、体型だけで双子妊娠の可能性を判断できないということを覚えておいてください。
母親の家系に双子がいる
お母さんの家系、特に母親側の家系に双子がいる場合、双子を妊娠する確率が高くなる可能性があります。特に二卵性双生児の妊娠に関連が強いと考えられています。
二卵性双生児は、2つの卵子がそれぞれ異なる精子と受精することで生まれます。複数の卵子が排卵されるメカニズムには遺伝的な要因が関与していると考えられており、母親の家系に双子がいる場合、遺伝的素因を受け継いでいる可能性があるのです。
家系図を作成し、母方の親族に双子がいるかどうかを確認してみるのもおすすめです。
不妊治療を受けている
不妊治療を受けている場合、双子を妊娠する確率が高くなります。排卵誘発剤を使用する治療では、双子を妊娠する傾向が顕著です。排卵誘発剤は、卵巣を刺激して複数の卵胞を成熟させる薬です。複数の卵子が排卵され、双子を妊娠する確率が高くなります。
体外受精では、何度も着床できない患者さまには複数の受精卵を子宮内に戻すこともあります。その場合も、複数の受精卵が着床し、双子として成長する可能性が高まります。不妊治療は、双子を含む多胎妊娠のリスクを高める可能性があるため、治療を受ける際には医師から説明を受け、メリットとデメリットを理解したうえで治療方針を決定しましょう。

双子妊娠のメカニズムと確率
双子妊娠は単胎妊娠とは異なるメカニズムで起こり、医学的な側面からも興味深い現象です。双子妊娠の仕組みや確率、遺伝子研究の最新知見まで、解説します。
一卵性双生児と二卵性双生児の違い
双子は、大きく分けて「一卵性双生児」と「二卵性双生児」の2種類に分類されます。違いは、卵子の数、受精の仕方にあります。
一卵性双生児は、1つの卵子に1つの精子が受精した後、受精卵が2つに分裂することで生まれます。一卵性双生児は遺伝情報がほぼ同じで、性別はもちろん同じ、血液型も一致します。顔立ちが瓜二つなのも、遺伝情報がほぼ同じためです。
二卵性双生児は、お母さんの卵巣から2つの卵子が同時に排卵され、それぞれ別の精子と受精することで生まれます。二卵性双生児の遺伝情報はそれぞれ異なり、兄弟姉妹と同じくらいの違いがあります。性別が異なる場合もありますし、顔立ちも似ている場合もあれば、そうでない場合もあります。
双子妊娠の確率
日本では、約100組に1組が双子と言われています。確率にすると約1%です。さらに、一卵性双生児は約0.3~0.4%と、さらに稀な現象です。
二卵性双生児は、遺伝的要因や不妊治療などの影響を受けやすく、近年増加傾向にあるという報告もあります。高齢出産や体外受精といったケースでは、双子妊娠の確率が上昇する傾向です。

双子妊娠に関するスピリチュアルな意味やジンクス
双子妊娠に関するスピリチュアルな意味やジンクスについて、双子を授かる人のスピリチュアルな特徴や意味、ジンクス・言い伝え、迷信などを解説します。
双子を授かる人のスピリチュアルな特徴
スピリチュアルな視点では、双子を授かる人は、精神的に成熟していて強い生命力を持っているとされています。双子は「1つの使命を2人で果たすために生まれてくる」という言い伝えもあります。親は双子の使命をサポートする役割を担うとされています。双子を授かることで、親としての成長や家族の絆がより一層深まるとも言われています。
双子妊娠のスピリチュアルな意味
双子は、昔から「富と幸運の象徴」や「人生の変化と成長の象徴」とされてきました。双子の誕生によって家族に大きな喜びと幸せが訪れたり、人生に転機が訪れたりするといった話もあります。双子の存在は家族や周囲の人々に良い影響を与えると考えられています。
双子は家族の調和や再生の力を象徴する存在とも言われています。双子の存在が家族の絆を強め、新しい生命の誕生を通して家族に活力を与えることを意味しています。双子という存在は、家族に変化と成長をもたらす力を持っている可能性があります。
双子妊娠にまつわるジンクスや言い伝え
世界中には、双子妊娠にまつわるさまざまなジンクスや言い伝えがあります。アフリカの一部地域では、双子は神聖な存在とされ、特別な儀式が行われることもあります。ヤムイモという野菜をたくさん食べると双子を授かりやすいという言い伝えも存在します。西アフリカのベナン共和国では、ヤムイモに含まれる天然の植物エストロゲンが排卵を促進する効果があると考えられており、双子出産率が高い地域の一つとして知られています。
日本でも特定の神社にお参りすると双子を授かるといったジンクスを耳にすることがあります。ジンクスや言い伝えは、科学的な根拠にもとづいているわけではありませんが、双子の誕生に対する人々の期待や希望が込められていると言えます。
双子妊娠に関する迷信と科学的根拠
双子妊娠にまつわる迷信の中には、科学的に証明されていないものも多く存在します。「双子を妊娠するとつわりがひどい」という迷信がありますが、つわりの程度は個人差が大きく、双子妊娠だからといって必ずしもひどくなるとは限りません。
「双子を妊娠するとお腹が大きく前に突き出る」という迷信も、お腹の形は胎児の位置や母体の体格によって異なり、必ずしも前に突き出すとは限りません。迷信は科学的な根拠にもとづいていないことが多いため、情報に惑わされず、医師の指示に従うことが大切です。
双子妊娠は、早産や妊娠高血圧症候群などのリスクも高まります。定期的な妊婦健診を受け、医師と相談しながら妊娠期間を過ごしていくことが重要です。
まとめ
双子妊娠には、高齢出産、体格、家系、不妊治療、人種などさまざまな要因が関わっています。双子には神秘的な力や幸運の象徴といったスピリチュアルな意味合いも持たれています。双子妊娠について理解を深めるためのお役に立てれば幸いです。当院では、妊娠初期のお悩みや不妊治療などにも対応しています。より詳しい情報を知りたい方は、当院へお気軽にご相談ください。
神奈川県相模原市 淵野辺駅から徒歩2分にあるソフィアレディスクリニックは、妊活に強みを持つクリニックです。妊活について何もわからない状態でも、専門医が相談に乗りますのでお気軽に相談にいらしてください。
参考文献
van Dongen J, Hubers N, Boomsma DI. New insights into the (epi)genetics of twinning. Human reproduction (Oxford, England) 39, no. 1 (2024): 35-42.