卵子凍結
卵子凍結とは、将来の妊娠に備えて、あらかじめ女性から卵子を採取して凍結保存しておくことです。卵子凍結することで、年齢を重ねたあとでも、妊娠の可能性が低くなるのを防いでくれる効果が期待できます。
卵子凍結については、以下の記事に詳細を記載していますので、詳しく知りたい方は以下をぜひ読んでください。
>>卵子凍結のすべて|治療の目的や費用・流れについてもわかりやすく解説
当院での治療の流れ
① 初診
・問診、経腟超音波検査、採血(術前検査/AMH/感染症等)を行います。
・卵子凍結のリスク・方法について医師から説明書・同意書を用いながら説明があります。
・診察終了後、日本産婦人科学会からの説明動画をご覧ください。
② 検査結果お伝え+同意書受け取り
・初診時の採血、診察の結果より卵子凍結に向けた最適な刺激方法を検討・決定していきます。
・同意書について質問がないか確認し、受領します。
③ 採卵周期スタート
・生理の三日目から採卵周期がスタートします。
お薬の内服や注射がスタートになります。
・診察時は、毎回ホルモンの採血とエコーが必須です。
採卵日決定まで2~4回の診察が必要となり、診察回数は卵胞の育ち具合によって変わります。
④ 採卵日 当日
・朝に来院していただき採卵術を行います。採卵後約1〜2時間ほどの安静の後、医師による診察で問題ないことを確認した後、ご帰宅となります。
・凍結卵子の保管先は当院もしくはグレイスバンクとなります。グレイスバンクでの保管を希望される場合は、凍結後の管理方法などについてこちらもご確認下さい。
⑤ 採卵後診察
・生理5日以内に卵巣の腫れのチェック及び凍結の結果について説明があります。
※卵巣過剰刺激症候群等の治療・予防薬は別途料金がかかります。当日精算です。
当院は卵子凍結保管サービス「Grace Bank」とも提携しております。
Grace Bankをお選びいただいた方の凍結卵子保管場所はさい帯血保管を行うステムセル研究所になります。ステムセルの保管システムは23年間無事故を誇り、最新のモニタリング機器と厳重なセキュリティ設備で患者様の大切な卵子をお預かりします。
将来、凍結した卵子を使って体外受精をする際は全国にある提携クリニックにて凍結卵子を利用した不妊治療を受けることができます。
ステムセル研究所の特徴
- 液体窒素の自動供給システム
- 24時間対応の監視・記録・緊急時体制
- 突然の地震や津波にも強いエリア・建物
- 最も高いレベルの建築物耐震基準クリア
- ALSOK社による24時間警備体制
卵子凍結の価格表
準備費用
採血 (梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV、クラミジア、AMH、E2、LH、FSH、末梢血、肝機能、HbA1C) | ¥27,000 |
採卵費用
獲得卵子数 0個 (採卵手技料、原材料費など) | ¥55,000 |
1個 | ¥110,000 |
2-5個 | ¥170,000 |
6-9個 | ¥220,000 |
10個以上 | 1個当たり¥12,000 |
凍結費用
凍結導入費 | ¥48,000 |
凍結更新費 | 1個あたり¥11,000/年 |
※料金は状況により適宜改定になることがあります。
【費用例】
・4個採れた場合
準備費用+採卵費用+凍結導入費=¥27,000+¥170,000+¥48,000=¥245,000
・9個採れた場合
準備費用+採卵費用+凍結導入費=¥27,000+¥220,000+¥48,000=¥295,000
・15個採れた場合
準備費用+採卵費用+凍結導入費=¥27,000+¥220,000+¥12,000×6+¥48,000=¥367,000
※その他麻酔代、診察代、薬局での薬剤費用は自費料金表に従い、別途頂戴いたします。