ソフィアレディスクリニック

ブライダルチェックとは|検査項目・費用・受けるタイミングを解説

公開日:2024.08.29
更新日:2025.10.28

「子どもを授かれるのか」「自分やパートナーの体に問題があったらどうしよう」など、未来への漠然とした不安を感じる方もいるのではないでしょうか。

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、性交渉の経験がある女性の8割が、一生のうちに一度は感染すると言われています。子宮頸がんの原因となることが知られており、初期には自覚症状がほとんどありません。ブライダルチェックは、病気の不安を解消し、二人で安心して新しいスタートを切るための準備です。

この記事では、ブライダルチェックでわかることや検査項目、事前に知っておきたい情報などを解説します。記事を読めば、将来の妊娠・出産に備えるとともに、子宮頸がん等の早期発見・治療が大切なこともわかります。

神奈川県相模原市、淵野辺駅から徒歩2分のソフィアレディスクリニックは、妊娠の悩みに強みを持つ婦人科クリニックです。生理不順やPMSなどの女性特有のお悩みはもちろん、男性不妊の検査・治療にも対応し、ご夫婦のお悩みを専門医が丁寧にサポートします。

また、当院は橋本駅の長谷川レディースクリニックと密に連携し、婦人科・不妊治療を提供しています。2つの施設間で検査結果や治療方針を共有することで、よりスムーズな治療体制を整えています。体外受精をご検討の方にも、きめ細かな診療と迅速な対応をご提供していますので、お悩みの方は当院へご相談ください。

ブライダルチェックとは

ブライダルチェックとは、結婚や妊娠を考えている方が、自分の健康状態を確認するための検査です。婦人科や泌尿器科で受けることができ、将来の妊娠・出産に向けて身体の状態を把握できます。ブライダルチェックの基礎知識として、どのような人が受けるべきか、通常の健康診断との違いについて説明します。

ブライダルチェックを受けるべき人

ブライダルチェックは、妊娠を希望する前に自分の健康状態を確認できる大切な検査です。結婚前後や将来的に妊娠を考えている方に特に推奨されます。以下のような方は受診を検討しましょう。

  • 結婚を控えている、または結婚後すぐに妊娠を希望している方
  • 月経不順・強い月経痛・不正出血などの症状がある方
  • 過去に性感染症の罹患歴がある、または感染リスクがある方
  • 35歳以上で妊娠を希望している方
  • 自分の体の状態を把握して安心して妊活を始めたい方
  • 男性パートナー(不妊の約半数は男性側にも原因があるため)

男女ともに検査を受けることで、将来の妊娠や健康に備えることができます。

ブライダルチェックと健康診断の違い

通常の健康診断は、生活習慣病や臓器の異常など、全身の健康状態を確認する目的で行われます。血圧・血液・尿検査、胸部X線などが中心です。ブライダルチェックは「妊娠・出産に向けた体の準備」を目的とした検査で、性感染症、生殖機能、婦人科・泌尿器科疾患などを重点的に調べます。

女性は子宮頸がん検査や卵巣機能、男性は精液検査などが対象です。健康診断が全身の健康確認であるのに対し、ブライダルチェックは、妊娠に関わる健康確認に特化している点が大きな違いです。

ブライダルチェックでわかること

ブライダルチェックを受けることで、妊娠・出産に影響する可能性のあるさまざまな状態を確認できます。感染症の有無、生殖機能の状態、婦人科疾患や泌尿器科疾患など、多岐にわたる項目を検査します。ここでは、具体的にどのようなことがわかるのかを詳しく説明します。検査項目を理解しておくことで、自分に必要な検査を選択できます。

ブライダルチェックで確認できる項目

ブライダルチェックでは、妊娠・出産に影響する可能性のある要因を幅広く確認することができます。主な検査内容は次のとおりです。

  • 性感染症の検査:クラミジア、淋病、梅毒、HIV、B型・C型肝炎などの有無を確認
  • 生殖機能の検査:女性は卵巣機能や排卵状態、子宮・卵巣の形態を確認、男性は精液検査で精子の数や運動率を評価
  • 婦人科・泌尿器科疾患の検査:子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症、子宮頸がんなどの有無を確認
  • 全身の健康状態の確認:風疹抗体、甲状腺機能、貧血などを検査

性感染症や婦人科疾患は、不妊や妊娠合併症の原因となる場合があります。早期に確認することで治療や予防が可能となり、将来的な妊娠・出産に備える重要なステップとなります。

ブライダルチェックでは男女ともに検査を受けることで、将来の不妊リスクを早期に把握できます。以下の記事では、男性側の不妊リスクを自宅で確認できる方法や、医療機関での検査・治療内容について詳しく解説しています。
>>自宅でできる男性不妊のセルフチェック|専門医の検査・治療法まで徹底解説

感染症の検査

ブライダルチェックでは、妊娠・出産に影響を及ぼす感染症を早期に発見し、母体と胎児を守ることを目的としています。主な検査項目は次のとおりです。

  • クラミジア・淋菌:症状が出にくく、放置すると卵管炎や不妊の原因となるため早期治療が重要
  • 梅毒:妊娠中の感染で胎児に先天性梅毒を起こす可能性があり、早期発見と治療が必要
  • HIV・B型肝炎・C型肝炎:血液を介して感染し、母子感染の危険があるため検査と管理が必須
  • 風疹:妊娠初期の感染は胎児に重い障害を残す可能性があるため、抗体検査と予防接種を確認

これらの検査は、妊娠前に感染の有無を把握し、必要な対策を講じるための大切なステップです。

生殖機能の検査

ブライダルチェックでは、将来の妊娠に関わる生殖機能の状態を確認します。女性は主に卵巣や子宮の状態を調べ、血液検査でFSH・LH・エストロゲン・プロゲステロンなどのホルモンを測定し、排卵や卵巣機能を評価します。AMH検査で卵巣に残る卵子の数を推定することもあります。

超音波検査では、子宮や卵巣の形、卵胞の発育、子宮内膜の厚さを確認し、筋腫や嚢腫の有無も調べます。男性は精液検査を行い、精子の数・動き・形を評価します。検査は2〜7日間の禁欲後に行い、結果のばらつきを考慮して複数回の実施がすすめられます。

妊娠しやすさを高める具体的な改善策については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>妊娠しにくい人の特徴を徹底分析|今すぐできる改善策も紹介

婦人科疾患の検査

妊娠・出産に影響する婦人科疾患を早期に見つけ、事前に治療しておくことが重要です。主な検査内容は次のとおりです。

  • 子宮頸がん検査:子宮頸部の細胞を採取し、がん細胞や前がん病変を確認する検査
  • 超音波検査:子宮筋腫・卵巣嚢腫・子宮内膜症などをチェック
  • 内診と感染症検査:子宮・卵巣の位置や大きさを確認し、膣分泌物から感染の有無を調べる

これらの検査で異常を早期発見・治療することで、妊娠や出産をより安全に迎えることができます。

ブライダルチェックの検査項目

ブライダルチェックでは、将来の妊娠や健康に関わるリスクを早期に把握することが目的です。男女それぞれに必要な検査項目があり、内容も異なります。以下では、女性・男性それぞれの主な検査内容を紹介します。

女性向けの検査項目

女性のブライダルチェックは「将来の妊娠に備える健康管理」として不可欠です。妊娠に関わる臓器の状態や感染症の有無を確認し、早めにリスクを把握しておくことが大切です。そのために、次のような検査が行われます。

  • 子宮卵巣の超音波検査:子宮や卵巣の形・大きさ・腫瘍の有無を確認
  • 子宮頸がん検査:がんの原因となる異常細胞の有無を調べ、早期発見に役立てる
  • クラミジア・淋病検査:性感染症の有無を確認し、不妊のリスクを未然に防ぐ
  • 血液検査:貧血・糖尿病・風疹抗体など妊娠に影響する疾患をチェック
  • AMH検査:卵巣に残る卵の数(卵巣予備能)を測定し、将来の妊娠可能性を把握

これらを行うことで、自分の体を正しく理解し、妊娠・出産に向けて安心して準備を進められるようになります。

男性向けの検査項目

男性のブライダルチェックは「自分の健康」と「将来の家族を守る」ために欠かせないステップです。女性だけでなく男性も、妊娠・出産に関わる健康状態を事前に把握しておくことが重要です。具体的な検査内容は次のとおりです。

精液検査では精子の数・運動率・形態を調べ、妊娠に影響する可能性を確認します。次に、クラミジアや淋病などの性感染症検査を行い、感染の有無をチェックします。これらは無症状でもパートナーへの感染リスクがあるため、早期発見が大切です。血液検査では風疹などの抗体の有無を確認し、将来の妊娠に備えます。

こうした検査を通じて、男性自身が健康を管理し、安心して子どもを迎える準備を整えることができます。結婚前の段階で体を知ることが、二人の将来を守る第一歩です。神奈川県相模原市 淵野辺駅から徒歩2分にあるソフィアレディスクリニックは、ブライダルチェックに強みを持つクリニックです。専門医が相談に乗りますのでお気軽に相談にいらしてください。

ブライダルチェックを受ける前に知っておきたいこと

ブライダルチェックにおいて、費用や検査を受けるタイミング、注意点などを知って、安心して検査を受けましょう。

ブライダルチェックの費用相場

ブライダルチェックの費用は、病院やクリニック、検査項目によっても大きく異なります。基本的な検査項目だけでも、3〜5万円程度の費用がかかることが一般的です。事前にいくつかの病院やクリニックに問い合わせて、費用や検査内容を確認しておくことをおすすめします。一般的な検査項目や費用の目安を以下に示します。

  • 子宮卵巣の超音波検査:5,000〜10,000円(保険適用なし)
  • 子宮頸がん検査:3,000〜5,000円(保険適用あり)
  • 性感染症検査(クラミジア、淋病など):5,000〜10,000円(保険適用なし)
  • 血液検査:10,000〜20,000円(検査内容による)
  • 風疹抗体検査:3,000〜5,000円(保険適用なし)
  • AMH検査(卵巣予備能検査):10,000〜20,000円(保険適用なし)

検査を受けるタイミング

ブライダルチェックは、結婚や妊娠を考え始めた段階で早めに受けることが推奨されています。具体的には、結婚の3~4か月前が理想的です。もし何らかの疾患が発見された場合でも、早期に治療を開始できるためです。女性ホルモンの状態を正確に判断するには、月経1〜5日目の間に受診することが望ましいとされています。

ブライダルチェックは、結婚前だけでなく、結婚後や妊活を開始する時期にも受けることが可能です。30歳以上の女性は、妊娠の計画がなくても、将来の妊娠を考慮して早めに受けることをおすすめします。妊娠中に治療ができない病気もあるため、早めの検査が安心につながります。

ブライダルチェックを受けるときの注意点

ブライダルチェックを受ける際には、生理中の検査は避けることが大切です。子宮の状態を正確に把握するため、生理が終わってから1週間後くらいに受診しましょう。検査を受ける前に、過去の手術歴やアレルギー、服用中の薬などがあれば、医師に伝えておきましょう。

検査結果に疑問点があれば遠慮なく質問することが大切です。医師とよく相談し、自分に合った方法で検査を受けてみてください。

ブライダルチェック後の流れ

ブライダルチェックを受けた後は、検査結果にもとづいて、医師から説明やアドバイスを受けます。結果が良い場合もあれば、異常が見つかる場合もあるかもしれません。それぞれの場合に応じて、落ち着いて今後のことを考えていきましょう。

異常が見つかった場合の治療法

異常が見つかっても多くは治療や経過観察で改善可能です。医師の説明をよく聞き、状態に合わせた治療法を選びます。具体例として以下の病気の治療法を参考にしてみてください。

  • 子宮頸がん:進行度に応じて治療法が異なる
  • 子宮筋腫・子宮内膜症:良性疾患だが症状が強い場合は薬物療法や手術を行う
  • 性感染症(クラミジア・淋病など):抗生物質による早期治療が重要

適切な治療を受けることで、将来の妊娠や健康維持につながります。

妊娠・出産に向けてのアドバイス

妊娠しやすい体づくりのためには、健康的な生活習慣を心がけることが大切です。バランスの取れた食事を心がけ、適度な運動を行い、十分な睡眠をとりましょう。禁煙や節酒も大切です。妊娠前に葉酸を摂取することも推奨されています。葉酸は、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らす効果があります。

医師は、これまでの検査結果や健康状態、生活習慣などを考慮しながら、それぞれの状況に合わせて、適切なアドバイスをしてくれます。「妊娠に向けて準備しておくことはあるのか」「妊娠中に気をつけることはあるか」などの疑問を医師に相談しましょう。

相談できる窓口

ブライダルチェックや婦人科系の病気、妊娠・出産に関することなど、何か不安や疑問があれば、医師や看護師に相談しましょう。些細なことでも相談しやすい雰囲気作りを心がけている病院・クリニックを選ぶことも大切です。地域の保健センターなどでも、相談窓口を設けている場合があります。一人で抱え込まずに、信頼できる人に相談したり、専門機関を利用したりして、必要なサポートを受けましょう。

ブライダルチェックのよくある質問

ブライダルチェックについて、よくある質問として以下の5つを解説します。

  • ブライダルチェックは何歳から受けられる?
  • 結婚の予定がなくても受けられる?
  • 男女一緒に受診できる?
  • 検査項目を選ぶことはできる?
  • 保険は適用される?

ブライダルチェックは何歳から受けられる?

ブライダルチェックに年齢制限はありません。性的に活動的な年齢であれば、誰でも受けることができます。特に、結婚や妊娠を考えている方はもちろん、自身の健康状態を把握したい方にも推奨されます。

推奨される年齢層は20代後半〜30代が多く、この時期は結婚や妊娠を意識し始めるため、早期の健康状態の把握が大切です。特に35歳以上の方は、妊娠する力が年齢とともに低下する傾向があるため、早めの検査で身体の状態を確認し、必要に応じて早期治療を開始することが、妊娠の可能性を高めるうえで重要となります。

年齢に関わらず、性感染症のリスクがある方や月経不順などの症状がある方も、早めに検査を受けることが望ましいです。ご自身の健康に関して気になる点があれば、医師に相談して、ブライダルチェックを活用しましょう

結婚の予定がなくても受けられる?

はい、ブライダルチェックは結婚の予定がなくても受けられます。「ブライダル」という名前ですが、結婚する人だけのものではありません。赤ちゃんを望む人や、自分の体の状態を知りたい人なら誰でも受けられます。

仕事優先でも将来的に出産を希望する方や、パートナーがいなくても子どもを持ちたい方も対象です。性感染症や女性特有の病気のチェックとして、健康管理の一環で受ける人もいます。自分の体を定期的に確認することは、病気の早期発見や予防につながります。

医療機関によっては「プレコンセプションケア」や「ウィメンズヘルスチェック」という名称で同様の検査を提供しています。結婚の有無に関わらず、自分の健康管理のために検査を受けることができます。

男女一緒に受診できる?

ブライダルチェックは、パートナーと二人で受診することも可能です。一緒に受診することで、検査結果を共有し、将来の家族計画について話し合う良い機会になります。お互いの健康状態を知ることで、より一層、相手を思いやる気持ちが芽生えるかもしれません。

検査項目を選ぶことはできる?

検査項目を選ぶことはもちろん可能です。クリニックによって異なりますが、いくつかの検査項目がセットになっていたり、基本セットに検査項目を追加したりできるようになっています。

  • 子宮や卵巣の状態を詳しく知りたい方:超音波検査やホルモン検査などを選びましょう。
  • 性感染症のリスクが心配な方:性感染症の検査項目を重点的に受けられます。
  • 費用を抑えたい方:基本セットのみを選び、必要に応じて後日検査を追加することも可能です。

詳しく気になる方は、どんな検査項目があるのか、クリニックへ問い合わせてみましょう。

保険は適用される?

ブライダルチェックは基本的に自費診療で、保険は適用されません。検査目的が病気の診断ではなく、健康確認や予防にあるためです。費用の目安は以下のとおりです。

  • 女性:約2〜5万円程度
  • 男性:約1〜3万円程度
  • オプション検査追加で費用上乗せ

異常が見つかり治療が必要な場合は、以降の治療は保険適用対象となることもあります。医療費控除は原則非対象ですが、治療費が発生した場合は申請可能なケースもあります。

まとめ

ブライダルチェックとは、結婚前に自身の体の状態を知り、安心して妊娠・出産を迎えるための準備です。費用は検査項目によりますが、3〜5万円程度が相場です。検査は結婚の3~4か月前が理想で、生理期間は避けてください。異常が見つかった場合でも、医師の指示に従い適切な対応をすれば、安心して未来を迎えられます。

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