妊娠希望です(38歳・女性)

公開日:2024.02.27
更新日:2024.02.27

結婚して3年。子供が欲しいのに、なかなか出来ません。
病院には行ったりしてないんですが、不妊治療を行った方がいいのでしょうか?生理はだいたい周期通り来ます。
基礎体温も毎日計ってますが、低温期と高温期もちゃんとあるので、妊娠しやすい時期に試してはいるのですが‥。

厳しいようですが考え方を変えましょう。あなたは立派な不妊症です。「あわてず、急いで」専門医へ早めに受診し、早めのアドバイスを受けるべきです。

赤ちゃんを希望して避妊せずに2年以上経過したカップルは医学的に不妊症と診断されます。

これは日本の学会の基準ですがアメリカでは1年間で不妊症と診断されます。

多くの女性は一般的に自分で自己診断して生理が毎月あり、基礎体温が低温、高温〔2相性〕に見えればすぐに妊娠すると考えがちですが、妊娠のメカニズムはそれほど簡単ではありません。

しかも最近の初婚年齢の上昇と、社会的な地位の向上、生涯仕事をしたいという女性の権利意識の上昇は妊娠しやすい時期を逃してしまった不妊女性を増加させているとも考えられます、では治療をせずに自然に妊娠する確率はどのぐらいあるのでしょうか?

過去の多くの統計から、舉児希望があり避妊をしないと6カ月以内に65%のカップルは妊娠し、1年以内に80%、2年以内には90%が妊娠することが判明しています。残りの10%が不妊症となります。

日本ではこのようなカップルが140万組いると推定されていますが、現実にはそのうちの30%しか何らかの不妊治療を受けていないと推定されています。

アメリカの不妊専門学会である米国生殖医学会は数年前より不妊症の予防についてキャンペーンを行っています。

この中で大切なことはまず生活習慣の見直しをしようと主張しています。

まず禁煙を夫婦で行なうことです。喫煙は不妊症の大きな原因であり、男性不妊では精子を減少させ女性では卵巣での卵の質を低下させています。

また飲酒にも警告を発しています。53%の不妊夫婦が飲酒を行っており、77%が必要のない常用薬物を用いているとも言い、クラミジアなどの精感染症の治療を十分受けていないこと、90%の女性が40歳になっても生理さえあればいつでも妊娠できると考えていることなどや肥満に無関心であることなどあげてこれらの日常の生活習慣に気を使えば、遺伝的な原因を除いて70%の不妊患者さんは不妊症となることを予防できると述べています。また女性の卵巣機能は37歳を契機に急激に低下し、受精着床のチャンスは少なくなります。

あわてなくてもいいですが、医師との相談は急ぎましょう。