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WEB講演会「着床以降の妊娠維持に対する発泡性膣錠の有効性」2017年10月18日 名古屋市

[2017.10.24]

現在体外受精等の出生児は凍結受精卵移植による症例が最多です。しかも患者さんの時間的な負担が少ないことなどからHRT-ET〔ホルモン補充周期移植法)が多く用いられています。この場合排卵がないので自己の黄体ホルモンは卵巣黄体からは分泌されませんので、必ず注射などの黄体ホルモンや、薬の服用、膣錠使用等が行われています。日本でも最近4種類の膣錠が発売されましたので、多くのクリニックでは黄体補充にはこの膣剤が臨床的に多く使われています。しかし各薬剤ではその投与方法・含有量・アプリケーターの有無などに差があり、どの薬剤が効果的かについて比較した成績はほとんどありません。そこで私たちは黄体ホルモン発泡錠とゲルタイプの2種類について着床率、妊娠継続率、流産率等について詳細に検討しました。結果的には発泡錠が最もも優れていることが判明しまし、その結果について報告いたしました。特に着床の場である子宮内膜への到達量が重要ですが、アプリケーター使用者は明らかな優位性があり、しかも妊娠率・継続率・ともに優位に発泡錠の成績の向上を認めました。ARTの着床時に集中的にホルモン補充をする事や妊娠維持のためには効率の良い製剤が選ばれることが必須です。

 

 

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