AIHは何回まで行うことができますか?
[2016.01.14]
AIHの施行回数に関しては、現在では多くの施設では、以下のように考えられております。
すなわち過去の経験から 6~7回を過ぎるとその累積妊娠率は増加しないことが判明しており、その場合にはAIHのタイミングが合っていれば、卵、精子、受精の環境などに異常のあるいわゆる受精障害の形を取っているものが少なくないと思われます。
この場合には、その不妊原因が単に男性の原因だけではなく、女性の因子を合併している可能性があり、腹腔鏡などを行うか、体外受精などのいわゆる生殖技術を用いた方法での確認が必要となります。また10回、20回とAIHを行うと、免疫抗体である坑精子抗体が出来てしまうこともあり、途中で中断して再開する事も考えます。