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第380回日本産婦人科学会神奈川地方部会

[2016.01.15]

低ゴナドトロピン性無精子症にr-FSH治療後ICSIにて妊娠に成功した一例

(平成19年11月11日:小田急センチュリー)

男性不妊の治療は一般的に困難であることが多い。特に静止画一匹も存在しない無精子症ではその治療に困難を感じる例が多い。

これら無精子症の中で、下垂体ホルモンの低下(FSH、LH)を示す症例は、最近純粋なFSR(リコンビントFSHと言う)が注射で手に入るようになり、しかも健康保険で使用可能、自宅で自分で注射ができる製剤が発売された。

今回は、これを用いて無精子症の弾性を治療し、出現した精子を数回凍結保存して顕微授精を施行。

2回目のトライで妊娠に成功した例を報告した。

従来はTESE(睾丸よりの直接精子の回収法について)でしかできなかった患者に手術的採取をしない注射治療で精子を出現させ妊娠に成功した。

これで男性不妊の治療もまた一歩進歩したとも言える。

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