第371回日本産婦人科学会神奈川地方部会
[2016.01.15]
Laser assisted hatchingによる孵化促進法の成績
(平成17年7月2日:川崎産業会館)
現在、IVF-ETで妊娠率が30%台と低いのは、着床に問題があると考えられ、それを促進する目的で、AH(孵化促進法)が行われる。
従来はタイロードという酸や、機械的に卵の一部を薄くする方法が行われているが、今回は最新式のレーザー光線でAHを行う方法を検討した。
透明体が厚い、高齢卵、凍結卵などの着床条件の悪い症例に対してレーザ光でAHを行って、その結果は対照とほぼ同じ妊娠率を得た。
着床を促進する方法として、レーザーによるAH(LAH)は十分に使用できると考えられる。