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第134回日本不妊学会関東地方部会

[2016.01.15]

喫煙習慣が卵質・妊娠率に及ぼす影響-体外受精での検討-

(平成18年6月24日:高崎シティギャラリー)

喫煙は健康に害を与えていることは多くの研究がある。

しかし、日本では体外受精を受けるカップルをペアにして喫煙の影響を調査した報告はほとんどない。

当クリニックで1年間に採卵を試みた約500例のカップルについて採卵前に直接看護師が聞き取りアンケートを本人・夫について行って、その後の採卵数・受精卵の数と質・妊娠成立の有無などについて検討した。

興味あることに喫煙は明確に体外受精の全ての成績に関与しており、特に夫婦ともに喫煙習慣のある場合は、成績が最低であった。

しかし、6ヶ月以上の禁煙歴があれば、その成績はかなり回復し、不妊カップルにとって、生活習慣の中でも禁煙が特に重要であることが示された。

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