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男性更年期障害とは何でしょうか?

[2016.01.15]

現在日本では年間の自殺者が3万3千人もおり、その多くは40歳、50歳代の男性といわれています。

その背景には社会的な因子(経済状況やリストラ離職など)があり、その影にはこの「男性更年期障害」といわれる病態があると推定されており、円満なパートナーとの関係を築くためにも、女性にもこの男性更年期障害を理解しておくことは大切です。

女性は卵巣機能低下に伴う閉経というはっきりとした節目があり、またその前後における卵巣機能低下が急激であるために、いわゆる更年期症状(ほてり発汗など)は急激に発症するので、割合と理解しやすいのですが男性では男性ホルモン低下は緩慢でまた症状が〝疲れやすい″、〝不眠や意欲の低下″などと〝性欲低下″や〝勃起不全(ED)″で現れやすいので本人も周囲の人も男性更年期障害」とは気づかずに悩んでいる事が多くみられるようです。

米国ではこれらの症状に男性ホルモン補充療法(TRT)が行われていますが、日本ではこのTRTはまだ医師の間でも一般的な理解を得ているわけではなく、一部の泌尿器科医を中心に漢方療法とTRTの併用療法が行われています。

女性の初発症状と異なり、症状がうつ状態に似ているために脳内ホルモンセロトニン)調整剤SSRlや、勃起不全治療剤パイアグラなども使用されています。

症状が辛い時には専門医と相談するようアドバイスして下さい。

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