男女産み分け法について教えてください
正確な男女産み分けについては、PGSと言われる着床前の受精卵診断が必要ですが、日本では学会の規定で行えず、学会に属さない一部の機関のみでしか行えません。
パーコールで遠心分離法X・Y精子を分離する方法もありますが、平成6年に学会が禁止しましたが、2006年に学会がパーコール使用を黙認すると変化し、今のところこれを用いて男女産み分けを行っている医療機関もあります。
しかし、この方法もかなり準備手法に手がかかりしかも60%位の成功率と言われています。
また従来からの方法として、女の子になる精子(X精子)は酸性に強く、生命力が長いので、排卵日の2日間に性交し、アルカリ化をさけることが重要と言われ。一方、男の子となる精子(Y精子)はスピードが速いが持久力は少ないタイプで、排卵日当日の性交が良いと言われていますが、これらの理論は必ずしも科学的に証明されていません。
また女性側でカルシウムを服用して、体を上記のように酸性で保つか、アルカリ性に変化させるかなどを利用する食事加味療法などを行っているところもありますが、この成功率は50%と言われ、結局やってもやらなくても結果は変化無いと考えられます。したがって現在では薬物や、生活の変更での産み分けはほとんど意味をなさないと考えられます。しかし2016年度から始まるPGS(受精卵スクーリニング)では全染色体を調べるので必然男女が判明します。すでに米国の会社が日本に進出してきておりPGSとともに、男女産み分けを売り物にしているところもあるようです。