浜松生殖医療セミナー「私の実践する生殖補助医療における工夫」2017年10月26日。ホテルクラウンパレス浜松。
[2017.10.28]
今回は浜松市で上記のような演題で講演を行いました。1882年の日本における体外受精の夜明けとなった「受精着床」〔日本受精着床学会の始まり)に参加して生殖医療に入っていった佐藤院長が、恩師鈴木教授との出会いや教え、1988年凍結卵臨床応用時にマスコミに「神の手を汚す」との猛烈な批判を浴びた経験などの昔話しとともに、現在の盛大となった生殖補助医療についての思いなどを語った。また現在発売されている黄体ホルモン膣錠での臨床データをお話して、いわゆるエビデンスのある生殖医療実践を心がけようと呼びかけました。現在日本では世界で最大のARTの症例数が行われていますが、残念ながらその妊娠数は先進国では低いほうで3年の遅れがあるといわれています。その克服のためには現場の私たちが、しっかりした生殖医療の理論と、手技を持つべきとの年来の主張をこれからの生殖医療へ心を弾ませる若い人達へと呼びかけた会でした。