月経前症候群(PMS)とは何ですか?
[2016.01.15]
月経が始まる前の時期、いつもと違うさまざまな不快症状が起こることです。
「頭が痛い」「腰が痛い」「いらいらする」「落ち着かない」などの症状が、月経の3~10日前ほどから現れ、月経が始まると同時に症状が消失します。
仕事や学業のストレスが強いほど、症状が強くなる率が高くなるとも言われています。
排卵後に症状が現れてくるのは、排卵後に出現する黄体ホルモンと全体をコントロールしている女性ホルモン(エストロゲン)のアンバランスが背景にあり、特に浮腫(むくみ)は黄体ホルモン作用が主に関係しています。
治療は黄体ホルモン補充や、水分代謝調節作用のある漢方薬や、ストレス防御作用のあるセロトニン系の薬などを使うことが行なわれます。
個人差が大きいので、やはり症状にあった治療を医師とともに考えましょう。