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最近「物忘れ」がひどくなっています。何か問題がありますか?

[2016.01.15]

年齢とともに物忘れが気になります。常に一部が思い出せない「良い」物忘れと、痴呆症(認知症)の症状として出る「悪い」物忘れがあり、良性の時は長期記憶が一部うまく取り出せないことで、一方、痴呆の場合には短期記憶の機能低下と考えられ、昔の事は思い出せるが、今日の朝食の内容が思い出せないというような事がおこります。

その原因となる病気には3つの原因があると推定され、一番目は心因性健忘症、第二はアルッハイマー型で、第三が脳血管性痴呆です。

心因性のものは主に家族のトラブルなどの人間関係がストレスとなり起こることが多く、アルッハイマー型は神経細胞が急激に減って、脳が萎縮するタイプで、原因が判らず予防するのは難しいと考えられますが、第三の脳血管性痴呆はある程度予防が可能です。

これは血管が詰まったり、破れて出血がおきたり、動脈硬化のための血流が極めて悪くなったような状況の時に脳細胞の一部が働かなくなって起きる病気で、そのほとんどが動脈硬化に原因にあると考えられています。

時に高度の発熱や、重度のストレスなどでもおこり、頭痛や目まい、手足のしびれ、言語障害なども伴うことがありますが、原因が動脈硬化の場合が多いので、高血圧にならないような生活や、禁煙で血管収縮を防ぐこと、また軽い運動刺激などで血流改善を計り、できるだけストレス解消をすることで予防は可能です。

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