更年期障害と運動
[2016.02.16]
体温を上昇させ、汗をかき、身体のフイットネスを増進させるような運動で、更年期障害のもっとも一般的な症状であるホットフラッシュの回数を減らすことができるとの報告があります。逆に運動をしないでデスクワーク中心の生活ではその効果は見られません。ホットフラッシュが起こると明らかに心拍数(ドキドキ感)が増加し、脳の血流が減少する事などとともに、皮膚血流量と発汗が増えることが確認されています。その背景原因として血液中の悪玉コレステロール増加や、インスリン抵抗性(糖尿病的体質・前糖尿病状態)増大と結びついていると考えられているからです。しかし息がはずみ、血流が増加し、発汗が見られるが、話は続けられるぐらいの軽めの運動を4カ月続けると症状は改善が見られたとのことで、ホットフラッシュ症状が起こったときには、まず生活習慣を見直して、日常の運動が不足になっていないかを反省する必要がありそうです。