更年期講演会を終えて
[2016.10.16]
2016年度相模原市南保健福祉センター主宰の女性教室{女性は誰もが通る通過点”更年期”知っているつもりになっていませんか}が、幅広い年齢層の64名の方が参加して修了しました。内容は出来るだけ最新のデータを利用して、まず更年期とはどのようなものか、対処はどのようににするか?について話し、その後で更年期におき易い周辺疾患、特に40~50代女性に多い乳がん・子宮がんの検診対策とストレスからの自律神経失調症や、患者数の80%が女性が占める甲状腺疾患などについて症状と対応を話しました。最後に現在健康年齢と平均寿命の差が12年あること(すなわち人生の最後の12年は他人の助けを受けないと生活できない事)に関して、介護を要するような疾患(たとえば変形性膝関節症・骨粗しょう症・認知症など)の予防と治療、またパートナーである男性更年期への配慮やHRTといわれるホルモン補充療法の有効性などについて講演いたしました。終了後の質問タイムでは数多くの質問が寄せられて、残念ながら時間の都合上お答えできなかった事も多くありましたので、これらについては本HPの更年期Q&Aなどで順次掲載いたす予定にしております。