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更年期の「冷え症」に漢方が効果的と聞きましたが?

[2016.01.15]

特に女性は更年期に限らず、冷え症をもっている人が多く、又年々と若年齢化しており、最近では手足が冷たい子供も多くなっています。

特に女性の場合、月経や妊娠と結びついた「冷え症」も大きな問題であり、女性の一生を通じた悩みとも言えます。

欧米の白人には冷えを訴える人がほとんどいないことを考えると、食生活や生活パターンがこの病気の発症に大きく反映されており、その意味では漢方を主とする東洋医学からのアプローチは直接有効な治療に結びつくでしょう。

漢方には「血」という概念があり、これは西洋医学の血液とは多少異なり、体の中の赤い液体で血液そのものと、血液の持つ働きの両方を指すと考えられ、この血が不足する(血虚という)と、皮膚の乾燥、爪がもろくなる、髪が抜けるなどの更年期によくみられる症状と一致しています。

逆にお血といって血の流れが滞る状態もあり、滞った血は働かないだけではなく、生体に害を及ぼすことがあり、症状的にはくまができやすい、腰痛がひどいなどの症状がみられます。

これらには血の不足を補う(補血)方法や、どろどろ血の時には、血をさらさらにする(駆血)漢方などがその人の体質や体力に合わせて用いられます。

しかし、漢方薬にもトリカブトのような強力な薬理作用を含むものもあり、自分に合った処方を決めてもらうのが大切です。

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