更年期の症状は人によりさまざまといいますが、どのような症状が多く見られますか?
[2016.01.15]
更年期症状の典型は閉経という形で表れますが、体のあらゆるところに出現するため、不定愁訴とも呼ばれます。
代表的な症状は「のぼせ感と発汗」です。急に体が熱くなり、多くの人は同時に「動悸」に見まわれ、時に頭痛やめまいを伴います。
「めまい」には、立ちくらみのようなもの、回転しているようなものなどタイプがあり、後者の場合には目鼻科の診察が必要なこともあります。
脳の病気・眼鏡の度数の不一致・歯の不正校合で起こる「頭痛」「肩こり」は自律神経の乱れによる血行障害が原因です。
改善方法には軽い運動、入浴マッサージや血流を良くする薬物(ビタミンE)が挙げられます。
「腰痛」は日本人の国民病と言われますが、更年期には骨粗鬆症が原因で発症することもあり、骨塩(骨の一番減少しやすい海綿骨)が急激に減少していないか検査が必要です。
疲労倦怠感、冷え症なども多くの人に発症しますが、原因の大部分はバランスをとっていた卵巣ホルモンの変化により体調が混乱するからです。
ホルモンの乱れは自律神経の中枢の乱れと相関していることも原因です。