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手足の冷えがひどく、何か良い方法がありませんか?

[2016.01.15]

更年期に限らず日本女性には比較的多く見られる症状です。

腰部の冷えの訴えが多く、足先、下肢、手指の順で見られ、また2カ所以上にわたる場合も少なくありません。

一般的には筋肉の少ない痩せた人に多いのですが、皮下脂肪が増えすぎると体外からの温度が伝わりにくくなって血の循環が悪く冷え性となる場合もあります。

更年期では女性ホルモン(エストロゲン)の低下で血管が硬くなったり、過度に収縮することやもともと排卵後に体温を上昇させる作用のあるプロゲステロンというホルモンが出なくなることが冷えを増強させると考えられます。

日常生活では極端な薄着は避け、身体を締め付ける衣服は血行障害を起こすので避けましょう。

食事では生姜、味噌、山椒、唐辛子などの香辛料はうまく使って、軽い運動は血行を良くするので毎日継続したほうが良いでしょう。

入浴時は熱いお湯は皮膚の血管収縮を起こすので温めの温水浴が有効です。

喫煙はニコチンによる血管収縮が強いので禁煙して下さい。

医学的にはエストロゲン欠乏が引き金となっているので、その補充療法は有効と思われますが、時には漢方薬が有効な場合も少なくありませんが、自分の体質(証)に合うものを処方してもらうことが大切です。

イソフラボンに代表される抗酸化物質(ポリプエノールやカテキンなど)を含む食品を多目に摂取するなど食事にも充分に意を用いましょう。これらの努力で必ず冷え性は改善します。

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