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思春期特有の生理の異常について

[2016.03.29]

思春期に多い月経異常は生理が3ヶ月以上停止した場合(続発性無月経)、生理に伴う下腹部痛・腰痛や,出血がだらだら続く性器出血とそれに伴う貧血発症、月経周期が短かったり(頻発月経)や逆に周期が長すぎる(希発月経)場合や、または18歳になっても一度も生理がこない例(原発性無月経)などが起こりやすい。これらは性機能が成熟過程の途中であるための生理的な機能の未熟性による原因が多いが中には子宮奇形や、処女膜閉鎖症などの異常もあり、専門医と早めに相談する必要がある場合もありますので、念のため早めに受診することをお勧めします。多くの症例では、ホルモン採血や超音波検査で経過を観察すればよいことが少なくないのですが、なかに原発性無月経ではターナー症候群といわれる低身長を伴う性染色体異常症例があります、この場合は早期の成長ホルモン投与での治療開始にて低身長を防ぐ事もできるようになって来ています。頻度の多い生理痛に代表される子宮内膜症や月経困難症も現在では低年齢から安全に低容量ピルでコントロールできます。(ピルの項参照)

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