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思春期早発症について

[2018.11.11]

女児では7歳6ヶ月未満の乳房発育、8歳未満の恥毛・腋毛発生、10歳6ヶ月未満で初潮がある場合に思春期早発症(PP)を疑います。PPの80%は原因不明の脳内ホルモンの上昇ですが、時に卵巣腫瘍(エストロゲン産生腫瘍)などが見られますので注意が必要です。診察はホルモン測定や時に卵巣や脳のMRIやCT撮影や,手のX線撮影による骨年齢の同定などが必要となります。一般的に乳房発育のみの場合には観察のみでよい場合がほとんどですが、時に抗エストロゲン剤やフェマーラなどが使用されることがあります。原因が脳内ホルモンの中枢性の場合はリュープリンなどの中枢ホルモン抑制剤が使用されますが、いずれにしても専門医の診察を受けておくほうが良いでしょう。

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