夏なのに「冷え性」です。何故でしょうか?
症状として「冷え」を示すのは種々のタイプがあり、また太っていて脂肪が多くあっても冷えを訴える方は少なくありません。
貧血があったり、血液成分のバランスが悪く、手や足腰に来るのは一般的に色白で、やせ型の人に多く、この場合には貧血を治し、血液成分のバランスを改善するような食事や、体をしめつける衣服を使用しないような生活指導が必要です。
血液の「どろどろ」が原因で、血行が悪く顔がほてるのに逆に手足や腰部が冷えるのは、酸化ストレスにやられている場合が多く、血液の流れを改善する薬や抗酸化力のあるビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどを多く含む金品やサプリメントの使用が有効です。
また炎天下でのスポーツは血液をどろどうにし、かえって冷え症を増強させることもあり、注意しましょう。
イライラ感や不眠を伴うような例では、自律神経の不調が表面に出て「冷え症」となっている事があり、精神的な緊張を和らげて、血行をよくする工夫で改善します。
「冷え症」は東洋人に多く、男性にも見られますが圧倒的に女性に多く、若年から老年期に渡って多くの人に発現しています。
腰痛、肩こり、下痢、便秘などの原因になるほか、生理通や生理不順、不妊などに影響を及ぼしている可能性もあり、その背景には血流とホルモン量が最も関与しています。
要は冷房により体温調節が不調となる切掛があり、より慎重に対処して重症な冷え症にならないよう十分に注意してください