成長された児の報告より
佐藤芳昭先生
つい1ヶ月ほど前の暑さとはうってかわり、急に涼しくなってまいりました。佐藤先生にはいかがお過ごしでしょうか。
子供は幼稚園の年中になり、ますます活発になっています。遊びもすっかり男の子らしくなり、今は戦隊モノにハマり、毎日見えない敵とくるくる忙しく戦っています。私も子供と一緒に、春は桜にタンポポ、夏はセミのぬけがら、秋はドングリなど、近所の公園の季節の移り変わりなどを楽しみつつ、毎日幼稚園の送り迎えを楽しんでいます。
アルバムをめくってみると、つい先日まだまだ赤ちゃんのようなあどけない表情で入園式を迎えた子供が、今ではすっかりおにいちゃんの顔になり、きっとあっという間に小学生になってしまうんだろうな・・・と思うと、今しかない幼稚園での日々をしっかり胸にきざんでおこう、と思います。
2学期は幼稚園のおまつりが先日終わり、これから運動会においもほり遠足、音楽会・・・と行事もめじろおしですが、落ち着いたら私もまたガン検診などでお伺いさせていただきたいと思っています。先生も毎日お忙しいことと思いますが、どうぞお身体大切にお過ごしくださいませ。
佐藤芳昭先生
夏の暑さがうそのように、急に秋らしくなってまいりました。ご無沙汰しております。
子供は今年幼稚園の年長となりました。行事のひとつひとつが終わるたび、幼稚園生活ももう少し、と、私としては少しさみしい気持ちになりますが、本人は10日後の運動会にむけて練習をがんばっているようです。走りまわることが大好きで、昨年頭を8針縫うけがをした直後の運動会でもかけっこは1位になるなど、なかなか根性のあるところをみせてくれました(そのときの写真は前髪が3分の1ほどありませんが・・・)。今年のリレーも1位を目指して張り切っています。
元気すぎて言うことをきかなかったり、ワガママを言ったりで私も怒ってばかりの毎日ですが、ときどき「ままだいすき」と書いた手紙をもってきてくれたりする甘えん坊でもあります。
そんなあわただしい毎日の中、この子がいることが当たり前のようになってしまいがちですが、ふと夜、寝入った子の頭をなでながら、ここいてくれることのありがたさ、こうして髪をなでてあげることのできる幸せをかみしめています。
来年4月からはいよいよ小学生、成長するにつれ様々な悩みもでてくると思いますが、これから先も、とにかく健康に育ってくれることを願っています。
先生もお忙しい毎日とは思いますが、お身体大切にお過ごしくださいませ。
主治医よりのコメント;この方は10年もの不妊治療の末、最後の残った1個の凍結卵で妊娠に成功された方で、私にとっても忘れられない患者さんです。妊娠中は高齢分娩の危険性も考慮しながら、人生で1回の分娩で元気で健やかなお子さんが誕生し、その時々の様子を私たちに報告してくれます。このような報告が私たち不妊治療のスタッフを大きく力つけてくれます。