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冬になると皮膚が乾燥して困っています。

[2016.01.15]

皮膚の乾燥や、粘膜の乾燥(老人性腔炎など)は更年期以降に急激に増加します。

これは女性ホルモン(エストロゲン)が、皮膚や粘膜の弾力性を保つコラーゲンやエラステンという物質を増加させる作用や、体内に水分を保つ保水性を有することで、十分なエストロゲンが存在すれば皮膚が潤い、はりやつやを保っていたのが、その不足により乾燥するようになってしまうわけです。

皮膚や粘膜が乾燥すると、少しの刺激でも敏感に反応するようになって、皮膚ではかゆみという症状が出やすくなり、膀胱粘膜が弱くなると頻尿、尿もれなどに結びつき、膣壁におこれば膣炎になりやすくなるわけです。

ただ皮膚のかゆみは、エストロゲン欠乏のみで起るのではなく、更年期以降なりやすくなる生活習慣病(糖尿痛や高脂血症)でも併発することがあるので注意が必要です。

治 療法としては保湿効果のあるクリーム、ローンョンを塗ることが第一ですが、入浴時にかゆいからと言って、アルカリ性の石けんでゴシゴシこすらないことも大切です。

特に冬の乾燥時には加湿器を使うことも有効でしょう。

食事ではビタミンA・E、たんぱく質を十分にとります。

ビタミンAは皮膚・粘膜を強くし、ビタミンEは血行を改善します。

ビタミンAはカボチャ、ニンジンなどに多く、ビタミンEはナッツ類、アボガドなどに多く含まれます。

女性ホルモン様作用をもつアグリコン型イソフラボン(大豆に含れる)も有効です。

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