体外受精で男児を分娩された方より
春光うららかな季節となりました。佐藤先生ならびにソフィアレデイスクリニックスタッフの皆様に置かれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。いつも一方ならぬお力添えに預かり、まことに有り難うございます。さてこのたび、無事に赤ちゃんを出産する事が出来ましたので喜びのご報告をさせていただきたく存じます。このようなこの上ない幸せがあるのも佐藤先生を初めクリニックでご尽力されている皆様のおかげと本当に感謝の気持ちでいっぱいです。佐藤先生を信じて、前へ前へと進み続けて本当に良かったと心から思っております。名前は{Y}となずけました。家族もYの誕生に大喜びしています。本当に有り難うございます。私たちは、2回の採卵・体外受精でYを授かることが出来ました。育児はもちろん大変なこともありますが、わが子への愛おしさのほうがその何倍も何十倍も大きく、日々夫婦力をあわせて育児を楽しんでおります。Yの存在は、私たちの生きがいとなりました。生命の誕生という奇跡に出会えた感謝の気持ちを忘れることなく、これからの人生を歩んで生きたいです。治療はやはりつらい事もありましたが、今後この経験を誰かのために役立てられたら幸いと微力ながらも考えております。今後とも佐藤先生の力強いお力添えを賜りますようお願い申し上げます。春風とともに治療されている皆様にお幸せが訪れますよう心からお祈り申し上げます 敬具。
主治医からのコメントー美しいしっかりとした字で書かれたお手紙を拝見し、かかわった主治医として本当にうれしく思いました。現在の日本における不妊治療は多くの問題点がありますが、私の恩師・故鈴木雅洲教授(日本での体外受精のパイオニアー)が言われていた言葉・-常に患者さんとともにーを心に秘めながらこれからも最新の不妊治療が出来るように診療したいと考えております。この方はまだ凍結卵が保存してあり、いずれ治療再開のときにお目にかかれるのを楽しみにしております。また可愛い男児の写真を頂き、ソフィアの記録の中に入れさせていただきました。