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不育症の検査・治療について

[2016.02.28]

不育症とは3回以上連続して流産・死産を繰り返した例を習慣性流産と言い、2回連続した場合を反復流産と定義します。原因として過去には種々の主張・学説がありましたが、現在では厚労省研究班で整理されマニュアルで診療に役立つところまで到達しています。50%以上の原因は胎児側の染色体異常であり、その他母体側としては、抗リン脂質症候群(血液の凝固能に影響を及ぼす抗体の存在)・夫婦のどちらかの染色体異常(構造異常)・子宮の形の異常・ホルモン的異常などに分類され多くの検査には保険適応がされ、凝固異常にはヘパリン自己注射などの保険適応で治療が可能である場合もあります。したがって不妊専門のクリニック等では系統的な検査や治療が可能ですので、相談しましょう。また悲しいことにせっかくの妊娠が流産となった場合には、勇気を持って流産絨毛胎盤染色体検査POC(保険適応がありません)を受けることにより次の妊娠に大きな情報を与えてくれます。

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