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不眠症で睡眠薬を連用するとボケると言われましたが本当ですか?

[2016.01.15]

更年期障害の症状の一つとして睡眠障害を訴える方が少なからずあります。

特に日本人は薬の連用には不安をもつ方が多く、自分で勝手に薬の服用を調節してしまう様な例も見られます。

加齢とともに総睡眠時間は短くなる傾向があり、次第に中断される現象も多くなってきます。

人口の約10%が慢性の不眠症であり、ほぼ50%が時々経験すると言われます。

「寝つきが悪い=就眠困難」は不安、うつ、呼吸問題などが根底にあることが多く、早朝覚睡では正常に眠りにつくが翌朝早く目覚めてしまい再び眠りにつけなかったり、不満足な眠りに終わるもので、このパターンは加齢に共通的にみられ不安や自責などの性格のある人にもみられます。

その他時差ボケや、睡眠薬常用者が服用中止時におこる場合(反動不眠という)もありますが、本人はこれを再発と考えています。

原因は不安の存在や、薬物、アルコールの使用、心的ストレスや慢性の痛みなど患者さんの背景により異なります。勿論治療に使われる薬は睡眠導入剤や抗不安薬、トランキライザー、鎮痛剤など原因によって医師の適格な診断をうけて服用すべきで、特に長期に渡る時には週に2~3回にしたり、他の薬(抗うつ剤など)やアルコールとの併用をさけ、日常生活で規則的睡眠と就寝室内を暗く静かにします。

軽い日中の運動はストレス軽減になります。

喫煙、カフェイン、アルコールは就寝前には避けましょう。

今日では睡眠薬でボケることは無いと考えられています。

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