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レスキューICSIについて

[2018.02.03]

レスキューICSIとは通常の体外受精をを行った症例について、施行後数時間後ぐらいに受精を確認して、未受精を予測させる卵子に再度直ちにICSIを行う追加で行う方法です。当院では以前も行っていましたが、成績が悪くまた余計に精子を注入してしまう危険性もあったために当院ではしばらくの間行っていませんでした。しかしタイムラプスの導入で、連続的に受精の段階から卵を観察できることになりましたので、人為的な多前角胚を作る可能性が避けられる様になりましたので、今年度より希望の方にはこのレスキューICSIを行います。まだ完全100%に多前核胚を避けることが出来ませんが、通常のIVFより、受精卵数を2.5倍、良好胚数2.1倍胚盤放到達率2.1倍などの成績も報告されています。特に採卵数が多いほど、レスキューICSIの確率は上昇します。

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