ミニレクチュアー「あれから30年」2016年5月14日 新潟市
[2016.05.17]
第57回日本卵子学会が新潟市の朱鷺メッセで開催されました。今年はまたこの新潟で30年前に初めてARTでの双胎が新大病院で誕生してから30年となる年でもあります。これを記念し当時の新潟大学産婦人科の不任内分泌グループの医師、関係者約20名があつまりささやかな記念会を行った。当時の責任医師であるソフイアLCの佐藤芳昭院長による講演「あれから30年」が話された。1987年の英国のエドワースらによる世界初の体外受精児の誕生より触発・開始された日本のART幕開けの時代であった当時の苦労話から、最近の最新のARTの技術革新まで多くの歴史と話題が語られた。昨年はかって新潟大学産婦人科教授でもあり、日本最初のIVF誕生のリーダーであった鈴木雅洲東北大学名誉教授が学士院賞受賞後に11月にお亡くなりになった悲しい年でもありましたが日本も遅ればせながら新しいウエーブが起こるような予感を感じさせる今年の学会とレクチューアでした。