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ヘルペス外陰炎と診断されました

[2016.02.04]

最近ヘルペス外陰炎は急激に増加しています。単純ヘルペス-1型(HSV1)または2型(HSV2)により外陰部に潰瘍や水泡を作ります。性行為感染症の一つで特に最初に感染した時には痛みがひどく、排尿も出来ないような激烈な痛みのため日常生活も出来ない事態にももなります。ほとんどの症例で股の鼠径リンパ節がはれて、発熱も合併します。少ない症例ですがヘルペス脳炎というような髄膜刺激症状も見られることがあり早めに受診し、治療を開始しましょう。時には入院点滴治療が必要になります。このヘルペス感染は治療で一旦症状は一時的に消え、治った如く見えることがありますが、体の神経節にもぐりこんで潜伏、再度抵抗力の落ちた時などに再発を繰り返すことがおおく、たちが良くない疾患です。再発時には初感染より症状は軽いことが多いですが、1年ぐらい薬の服用が必要な事もあり、良く医師と相談しましょう。いずれにしてもパートナーもHSVを持っているわけですので性交時にはコンドームの使用が推奨されますが、完全な予防は出来ないといわれています。

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