フリーラジカルとか抗酸化物質とは何のことでしょうか?
最近マスコミ出版物や新聞などでよく上記のフリーラジカル、酸化酸素、抗酸化食品などの言葉を見ることが多いようです。
特に昨年抗加齢学会が日本で開かれてから、老化現象との関係で注目をあびています。
医学的には細胞や分子の最も外側にある不安定で反応性に富む物質で、いわゆる活性酸素と一酸化窒素(NO)、およびそれから誘導される物資を一般的にフリーラジカルといい、強い毒性があり、細胞膜に働いて脂質過酸化反応を次々に起こしていって細胞に害を与えて老化や癌化、又は細胞の変性などで体調を悪くすると考えられています。
生体内のフリーラジカル、活性酸素が過剰に産生されている時には、老化や病気になりやすい体質に進んでいくと考えられ、特に女性では冷え性やドロドロ血に代表される「血の道症」と密接に関与するので、更年期や老年期のみならず、若い人にも関係深い病態です。
体の中では、この活性酸素を消去する酵素が働いており、又ビタミンEやCは細胞で起こる過酸化反応が次々と起こるのを抑える作用が知られています。
喫煙や炭酸ガス飲料の摂取をおさえ、食品や薬剤で抗酸化物質を充分に摂取することで生体内のフリーラジカルを減らし、病気になりにくい体質にするのが大切です。
そのためには日常のライフスタイルを見直し、正しい食生活に戻ることがまず第一に行うべきことと考えられ、従来の日本食や大豆野菜中心の生活はも三度見直してもよいでしょう。