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タイムラプスとはどのような装置でしょうか?

[2016.04.02]

タイムラプスモニタリングシステムとはより精度の高い体外受精・顕微授精を行うための、最先端の培養器と受精卵の観察・記録ができるシステムを組み合わせた装置です。タイムラプス(time -lapse)とは、ある決められた時間の間隔でカメラが培養中の卵の状態について自動的にシヤッターが押され、画像が”コマ撮りされるシステム”で時間と経過にしたがっで動画が記録されますので、胚発育の全経過を知ることができます。胚をインクベーターに入れたまま培養士は胚盤胞まで観察でき、しかも顕微鏡観察のために其の都度、胚を培養器の外に出す必要がないために受精卵にストレスをかけず、胚にとって最高の環境状態を維持したままモニターできる非常に優れた一連の装置です。従来の良好卵判定は移植前の形態(グレード)のみが判定の目安でしたが、それに加えて胚の途中の成長過程までを確認し移植胚を選択できることから、精度良く良好移植胚を選べるわけです。また医師、培養士、時には患者さんを含め、最初の受精時から移植までの卵の状態を全員で確認しデスカッションできるわけで、安心して移植に望めるわけです。このシステム導入によりより確実で妊娠に結びつくARTを目指します。

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