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いわゆる「更年期検診」について

[2016.10.04]

更年期とは45歳から55歳までの10年間をさすことが多いのですがこの期間だけが対象でしょうか?40歳ごろから女性の体に多くの症状が現れます。これはホルモン減少だけではなく社会・家庭環境の変動が激しい年齢層に入りますので、いわゆる自律神経失調症や心身症といわれるストレスに対して過敏反応が見られるようになるからです。当院では「更年期外来」受診中の患者さんには定期的に以下のようなチエックを受けることをお勧めしております。

1.特定検診;いわゆるメタボ検診とも言われ、市町村からの検診券が利用できる検査で体重測定・腹囲測定と採血と検尿、(必要に応じての眼底や心電図など)のルーチン検診

2.がん検診:急増しているこの年代での子宮がん・乳がん・大腸がん・胃がん検診(ABC検診)。{肺がん検診は当院では施行できません}

3.血管年齢;血管の柔軟さを検討する

4.ホルモン年齢:60歳ぐらいまでは年齢にあった女性ホルモン量があるか?それ以上の年齢層には抗加齢ホルモンであるDHEA値か少なくないか。特にホルモン療法を受けている方は年齢より多すぎないか、少なすぎないかを検討することが必須です。また甲状腺ホルモン異常も増加する年齢ですのであわせてチエックする事も可能です。

5.骨年齢検診;骨量と骨の硬さをあわせて測定し検討。

6.体組成検診;体は大部分が脂肪分・水分・骨・筋肉で成り立っています。このバランスが健康体として表現されます。BCAという機械を使用して分析します。特に問題の少ない肥満・悪い肥満・内臓肥満なども判明します。

7.希望により卵巣がん検診:『超音波による卵巣性状確認と血中腫瘍マーカー採血」にて検討

これらのすべてが当院の「更年期外来」では検査可能です。また毎年のデータを比較できるので、自分の体の変化を実感でき、健康年齢の延長を目指すことが出来ます.加齢によるからだの衰えは避けがたいですが、これらの検診により治療の必要性や、健康でいられる年齢の延長に貢献できます。

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