メニュー

「血液ドロドロ」とはどんなことでしょうか?

[2016.01.15]

一般に血液は液体成分の血しょうと細胞部分の白血球や赤血球などで成り立っています。

この水様部分が55%~60%を占めて残りが血液細胞部分です。

細胞部分の大多数99%は赤血球でこのために血液は赤色に見えるわけです。

赤血球は形を柔軟に変える力があり、そのために自分より径の小さい毛細血管を通りぬけることが可能です。

2番目の白血球は赤血球より大きく、ストレス・喫煙・高コレステロール血などがあると血管壁に粘着し、通過障害を起こします。

その他血小板も凝集作用があり、血管に小さな損傷があると次々と集まって傷口をふさぐ作用があります。

この血液を体内と同じ条件で細い血管様のチャンネルに流して、その速度や凝集程度をみるのが「ドロドロ度」と言われる現象で、結果的に血液が円滑に血管内を流れない状態を言います。

すなわち白血球や血小板の凝集能が上昇し、赤血球の変形能(応形能)が低下した状態と考えられます。

血液が「ドロドロ」の時には、すでに何らかの病的変化が起こっているか、または起こる準備状態(末病といいます)にあると考えて備える必要があります。

高齢でドロドロとなるだけでなく、若い人にも少なからず存在します。

これは一度ドロドロ血となると血管壁が傷つき、長期に渡ると再生が難しくなるので若い時代からの予防が重要です。

スナックやファストフードのみの食生活は若いからといって安心できません。

血流検査を症状のない時に受けておきましよう。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME