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思春期女子の健康管理

12歳から18歳ぐらいまでの女子は小児科でもなく婦人科にも心情的にかかりにくいこともあり、婦人科受診を敬遠することが少なくありません。当院では大学病院で思春期外来を担当していた院長が長年の経験を生かし、若年女性の関連疾患の相談治療に応じます。生理が来ない(無月経)の訴えは多いのですが、体重42キロを超えた場合にはある程度生理を来させるほうが長期的には有利です。また思春期やせ症(標準体重御70%を下回る場合)には生理発来より生活指導やカウンセリングが有効でしょう。月経困難症や子宮内膜症も将来の生殖機能を守るために低用量ピルや鎮痛剤などの副作用の少ない薬物療法が有効です。最近小児科よりの紹介などでよく診るのが、思春期早発症です。女子に多く早めに初経が来てしまう症例で、10歳6か月以前に生理が来た場合は婦人科内分泌の専門医に一度相談したほうが良いでしょう。男児にもこの早発症はありますが、女児の場合は原因不明の特発性が多いのですが、早く成長するために性の対象になったり、早く成長するために骨の成長も早く止まってしまうために、成人してから身長が低いままとの可能性もあります。卵巣腫瘍や、下垂体の異常などの原因がある例等も少ないですが存在します。ホルモン検査や、手根骨(手の骨の核で骨年齢を推定)検査などで容易に診断できますし、治療をして月経再開を遅らせることもできます。思春期の初来機序に詳しい内分泌専門医への相談が最も有効です。逆に16歳を過ぎても月経発来を見ない場合も思春期遅発症の可能性がありこの場合も同様に遅れずに相談をすることが可能です。

また性交年齢開始の若年化により、望まない妊娠や中絶を防ぎ、クラミジアなどの性病の蔓延、それに伴う将来の子宮頚がん発生の原因となるHPVウイルス感染の予防など、日本の将来を担う若い世代への健康教育に果たす女性診療科の役割は少なくありません。現在では超音波機器の発達やホルモン測定による観察で、内診せずにも多くの思春期や若年女性の疾患、病態が観察可能です。気軽に相談をしてください。

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